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高松凛(私服撮影)

レースクイーンのオーディションってどんなことするの?元レースクイーン“高松凛”さんから聞いてみた

数々のレースを経験してきた元レースクイーンの高松凛さん。前回の記事ではご自身の経験から『レースクイーンのお仕事の内容』や魅力を語っていただきました。今回はそんな魅力的なレースクイーンに実際になるために通らなくてはいけない“レースクイーンのオーディション”について詳しく聞いてみました。レースクイーンを目指している女性は必見です!

―実際に高松凛さんが受けたレースクイーンのオーディションの種類を教えてください―
私が受けたオーディションのレースカテゴリ(種類)はこんな感じでした。

  • スーパーGT
  • スーパー耐久
  • D1グランプリ
  • WEC
  • F4
  • 二輪のレース

募集はチームごとにされています。日程が被らなければ他のカテゴリーも応募できるので募集情報が分かる範囲で複数カテゴリーのオーディションを受ける方もいます。

―チームごとにオーディションを実施しているんですね。ではレースクイーンのオーディションの流れを経験をもとに教えてください―
高松凛さん基本は書類選考からオーディションという流れで、チームによって2、3次審査まであったり、コスチューム審査がある場合もあります。
基本的に水着を着た状態で審査をします。水着姿で審査員の前で自己PRとか質疑応答してあとはウォーキングをしたりする審査があります。

―コスチューム審査って具体的にどんなことをするんですか?―
高松凛さん最終選考に残った場合などに実際のレースクイーンのコスチュームを着て審査をしたりします。突然審査員から「コスチューム着てみて!」なんて指示がでたりするケースもあります。

―ちなみに水着は自前ですか?―
高松凛さん自前です。今思うと自分に合った水着選びのセンスなども審査されていたのかもしれませんね。

―自己PRは実際に何をやられたんですか?―
高松凛さん「チームへの思い入れや熱意」をアピールをしました。

―歌とかダンスとかの自己PRはないんですか?―
高松凛さんレースクイーン業務のみのチームの場合は一般的な自己PRですね。サーキットで歌やダンスを披露するチームもあるんですけど、そういったところは歌などの審査もありました。

―ちなみにオーディションを受ける時期は?―
高松凛さんスーパーGTだとオーディションが11月の最終戦くらいから始まってきましたね。他のカテゴリよりちょっと早い印象でした。
事務所に入っていると事務所経由で応募情報がくるのでそれでエントリーします。事務所に入ってない子はどうやってエントリーするのかわからないと思います。

―どんな事務所に入ればいいんですかね?―
高松凛さん私の場合は当初レースクイーンのなり方がわからなかったので、最初はインターネットで「レースクイーン オーディション」とかで検索して、個人でも受けられるようなオーディションを受けてS耐(スーパー耐久)などに出ていました。そこでファンの方にどこの事務所に所属したらいいか教えてもらったりしました。

―ファンの方に教えてもらってたんですね!―
高松凛さん私は “清瀬まち”さんっていう好きなレースクイーンの方がいたんですけど、その方の話をしていたらファンの方が「同じ事務所に入ったほうが良いよ」とか「あの事務所に入ったほうが良いよ」と教えてくれたんです。

―努力されたんですね。自分で情報収集して事務所を見つけたんですね。ちなみに各オーディションは誰でも受けれるんですかね?―
高松凛さんホームページで募集してたりSNSで募集していたりすることもまれにあるので、一般募集しているチームに関しては誰でも受けられると思います。私が最初に受けたところもそうでした。
ただレースクイーンを輩出しているような芸能事務所にしか案件を送っていないチームが大多数だと思うので、本当にいろんなチームを受けて“可能性を広げたい”っていう子は事務所に入ったほうがいいと思います。

―身長制限はありますか?―
高松凛さん募集要項に何センチ以上の方と書いてあることが多いのでそこの基準を満たしていれば大丈夫です。募集の段階で受けられるかどうかが分かります。

―何センチ以上からが多いですか?―
高松凛さん160センチ以上や165センチ以上の条件は何度か見かけました。

―最低限、規定の身長がなければ受けれないんですね。オーディションの現場はどんな雰囲気ですか?―
高松凛さんやっぱり緊張する雰囲気ではありますね。シーンとしていますし。知り合いがいたりすると緊張がほぐれたりするんですけど、泣いちゃったときとかもあります。

―なんで泣いちゃったんですか?―
高松凛さんいろんなチームのオーディションが全然決まらないときがあって「このチームに落ちたら他に募集がないかも」っていうときに感極まって…。

―本当にレースクイーンになりたい気持ちが強かったんですね。実際に審査員は何人くらいいるんですか?―
高松凛さんこれもチームによりますが、1~3人くらいのところもあれば10人以上のところもあります。スポンサーさんの数に応じてかもしれないですね。

―オーディションを通過するための“コツ”とか“意識しておくこと”とかあれば教えてください―高松凛さん MEGAWEB
高松凛さん私が言うのもおこがましいですが、まずチームやスポンサーさんのことを知り尽くしていることが基本的な合格への条件だと思います。実際に周りで受かっている子はそういう子が多いです。本当にノートにびっしりまとめたりとかレース番組とかみてレースの結果とか状況を把握したりとか。
ただレースクイーンのお仕事は解説者ではないのでいくら解説がうまくてもチーム愛があったとしても、例えば「体型管理」が出来てなかったりとかだとダメですよね。レースクイーンはチームやスポンサーのPRや、花を添える役割もありますから。オーディションを受ける前からきちんと体型管理ができていないと難しいですよね。

―なるほど、レースの知識はもちろん体型管理も重要なんですね。では、とびっきりな美人さんとかスタイル抜群のかたでも落ちることもあるんですか?―
高松凛さんたくさんいます。企業の顔になるので言葉遣いとか、SNSで変なこと言ってたりとかそういうのは見られていると思います。モラル意識も大事なところだと思いますね。大手のワークス系のチームとかは特に大事にされてるかなと思います。

―車の知識はどこまでつければいいですか?―
高松凛さん知識があるに越したことはありませんが車の知識だけではなく、やはりチームのことやレースの知識をつけた人がレースクイーンになれている印象です。

―ポージングとかも勉強は必要ですか?―
高松凛さんどのオーディションもウォーキング審査があるケースが多いのである程度練習や勉強はしておいた方がいいと思います。

―では最後に高松さんから見てどんな人がレースクイーンに向いていると思いますか?―
高松凛さんまず車やモータースポーツが好きな人は“天国”だと思います(笑)
写真を撮ってもらえることが多いのでカメラが好きな人もいいかも。
あとは選んでくれたチームに対してチームの一員として親身にサポートできる人とか、あとは発信が好きな人とかですかね。チームの情報とかPRする立場だったりするので。
あとはファンに“神対応”できる人!自分のファンだけでなくチームのファンを大事にできる人!あとは日焼けに強い人と寒さや暑さに強い人です!

やはりレースクイーンはチームや企業の顔になるお仕事だけあって、決してかんたんな道のりではなさそうですね。高松さんを取材していて思ったのが、とても美人さんなんですけど話していてとても芯がある方なんです!次回はそんなレースクイーンを経験された高松凛さん目線で『女の子に聞いてみた!どんな車が好き?【高松凛さん編】』をお送りいたします!

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撮影協力
モデル:高松凛さん

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